今起きた事ではありませんが、当社のみならず建築土木の会社では、いや!全ての業種で人手不足が起きて久しい。
経営者にとってはつらい事です。
しかし働く人にとっては良い事でもある。
売り手市場で単価が上がる。
しかしすぐにではありません。単価が上がるにはジワジワとかなりの時間が掛かります。
それは給料と云うのは先輩社員と連動してるからです。
新入社員の給料を上げるには先輩社員の給料も、更にその先輩社員にもと押し出し作用が働きますので、経営者にはとても難しい事なのですね。
初任給を10%上げれば全社員の給与水準も理論的には10%上げないとバランスが取れません。
人件費10%は会社経営にとっては非常に重い数字です。
それを決断するには業界の長期的な見通しを睨んだ決断が必要です。業界の単価が上がるのか? 売り上げは落ちないのか?
社会情勢全体と自分の会社への影響も考えます。
しかし長期的見通しが「当たった!ためしはない」のが大問題。
どこの社長も悩みに悩んでるんですよね